「好きなことを仕事に」するフリーランスやインフルエンサーが増えてきた今。

Web・SNS時代である現代はどんなことでもやり方によっては仕事に繋がり、受動的ではなく自ら”好きなことで仕事を創り出す”ことが出来るようになってきました。

しかし少し前まではよく「好きなことは仕事にしない方がいい」なんて言われていましたが、それは”仕事”として見てしまうことで大変さや、つらさがあるから”好きなこと”ではなくなってしまうからでしょうか。

就活中から「好きなこと」に焦点を絞り会社員となった私の実体験から、その現実と学びをお伝えしたいと思います。

 

どんな仕事も大変なことってある。

 

私の就活は、まさにリーマンショック後に訪れた就職氷河期真っ最中のこと。

内定ゼロで就職浪人する人も珍しくはなく、仕事を選ぶというよりも内定をもらうのに必死になっていました。

大学時代に読モをかじっていた私は、好きなファッションブランドやコスメのPRをすることを楽しいと感じていたことから、

 

"大変じゃない仕事なんてない"

"どんな仕事だって辛いときはある"

"その時に好きなものだからこそ頑張れる"

 

と私は考えて、「どんな仕事だって大変なことはあるんだから、私は好きなことを仕事にしよう」と決めて、分野を絞って本当に興味がある会社だけを受けようと思い就活をしました。

 

メーカー総合職ならではの壁

 

そんな私が受けようと思った分野は、化粧品メーカーの総合職でした。

入社を決めた1番の理由は”化粧品が好きだったのでPRや商品企画がしてみたい”という気持ちがあったからです。

 

しかし、実際に配属を受けたのは会長秘書という予想もしない部署でした。

「好き」な化粧品を扱う会社でしたが、総合職入社のため仕事内容は入社後に配属によって決まります。

そこが会社員の難しいところであり、もちろんその配属は覆ることなく新入社員の私は秘書として働くこととなりました。

 

まさか秘書に配属になるとは思っていなかったので、私の性格上、よく思い浮かぶ秘書のイメージと全く違い、繊細でもなければおしとやかなでもないので、ちゃんと務まるのか不安でした。

さらに配属2ヶ月での直属上司の退職も重なり、たった一人手探りでしか出来ない初めての仕事とぶつかり、これからどうしていこうか…と早速悩むこととなります。

しかし、ここで「好き」を選んだことが活きてくるのです。

 

「好き」だから続く。続ければ広がるものがある。

もやもやした気持ちを抱えながらもいざ取り組んでみると、秘書という仕事は大手メーカーで決裁権のある人のもとに付くものであったため、事務的なことよりも会社の最先端の動きを知ることが出来るものでした。

好きな美容・健康の分野で毎月出る新商品の情報や最新の成分を知れたり、会社がどう経営されているのか、どう動いていくのかを間近で見られることはとても面白く、なかなか出来ない経験でした。

もちろん大変なこともありましたが、周りの人の支えと扱う商品が「好きなもの」だったおかげで出産するまでの6年にわたり続けることが出来、はじめにやってみたかった仕事とは別のものであっても私にとってはむしろ様々な興味や知識を広げるチャンスになったと感じています。

 

「好き」に囲まれた人生を

 

以前私が見かけたもので、儒教の創始者である孔子の言葉が印象に残っています。

 

『汝の愛するものを仕事に選べ、そうすれば生涯一日たりとも働かなくて済むであろう。』

 

もちろん仕事においては、ただ「好き」だけでは乗り越えられないことがあるのも事実です。

給与や多忙さ、人間関係、また会社員であれば様々な制約もありますが、それでも私は「好き」を仕事にしたら、「好き」がもっと広がりました。

もしも今仕事を辛いと感じている人や、つまらないと感じている人がいたら思い切って「好きを仕事に」してみるのも一つの手かもしれません。

今の仕事をすぐに辞めるのではなく、”いつか仕事にしたい”と思って行動を始めたり、副業として始めるのだって良いでしょう。

今の世の中、選択肢は一つではないはずだから。

一度しかない人生、「好き」に囲まれて生きていたいですものね。