今回は、あの人気ドラマ「暗殺教室」の主題歌を歌うアーティスト宮脇詩音さんをインタビュー!2019年11月2日から放送のAbemaTV「こじらせ森の美女」にも出演し、大注目のアーティストです♡
記事は、月曜日~金曜日まで毎日連続配信です。
質問:BLANCA編集部
回答:宮脇詩音
前回の記事でも出てきた宮脇詩音さんの恋愛の曲について、実体験の元となったリアルな恋愛話について深掘りしていきます・・♡
【Q】前回の記事では恋愛経験があまり多くないとお伺いしましたが、実は一人の人に大恋愛をしてきたとか!?
そうなんです。。実は、私が数年前に実際に執筆した「コイウタ」という携帯恋愛小説があるんですが、10代の頃の恋愛・夢への葛藤が全て丸裸で書いていて、ここに出てくる14歳でお付き合いした彼との恋愛は、実はこのコイウタの後も継続し、22歳までの計7年間お付き合いさせて頂いていました。(ここで初めて公にしたレア情報です♡(笑))
私にとってこの青春時代は、当時人生最大だと思えた恋愛でした。
アーティストになる夢を追い続けながらも本気で恋愛し、恋愛で落ち、恋愛に支えられて過ごしてきた日々。こんなに誰かを愛し、傷つき、また反対に、こんなにも自分以外の誰かを愛すことが出来るんだと、今思い返すと若いなりに大恋愛していました。
彼との時間の中で、アーティストになる夢よりも彼を優先し、彼が私の全てになっていた頃もあったし、それでよく喧嘩にもなったし、相手が私を想って心配してくれてたりもしました。今思うと"恋は盲目"という言葉はまさしく本当で、当時は彼以外の何も見えてなかったなぁと思います。
恋って不思議なもので、確かに愛されていたはずなのに、その気持ちが自分の方が大きく感じてしまって不安になったり、苦しくなったり、嬉しいことも悲しいことも彼の一言でどちらにでも簡単に揺れてしまってたんです。
それでも彼はいつでも私の近くにいて、誰よりも何よりも大切に一番に想っていてくれていました。
周りから見たら長年寄り添った二人はきっと安定していて、今思うと何が不安だったのかも、何が心配だったのかも自分でも分からないくらいです。(笑)
それから、7年間のお付き合いの中でも実は何度も離れたり、戻ったり、腐れ縁のような二人になっていました。最初の何年かは、常に二人の時間を共有していましたが、5年目くらいから少しずつお互いの時間を優先するようになり、自然と会うことも減っていきました。
きっと年齢もタイミングも重なったりで、20歳を超えて私も友達が増え、お酒の場も増え、今まで彼が全てだったのに、自分の視野が広くなると、彼を一番に考えないようになっていました。
きっと新しい世界や人との出会いが楽しかった時期だったんだと思います。
それは今大人になって考えると、良いことでもあるのですが、若い二人にとっては逆効果で、それが原因で少しずつ心の距離も生まれていっていたのかなと今では思います。
そうして生まれた心の距離。
当時の恋愛を振り返って、「なぜ私たちは上手くいかなかったのか?」と考えると、原因は全て私にあり、彼は忙しい中でも、会う時間が減っていても、私と会う時間を作ろうと何度も連絡くれていたり、私の誕生日の前に「誕生日は一緒に過ごせる?」と連絡をくれていたりしたのですが、当時の私は新しくできた友達に誕生日会を開いてもらえると決まりそれが嬉しくて、彼よりも新たな世界を優先していたんです。
そして、たった一言「その日は友達がお祝いしてくれるから会えない」と冷たい返事ばかり、時には返事すらしない事が増えていました。
今思うと本当に彼に対して冷たくしすぎていたと思います。
そうした日々が続く中で、私が自分の時間を優先し続けていることが、会えてないのに思い続けてくれている彼を、彼の時間を、縛っているような気持ちになり、自ら別れを決心しました。
今思うと本当に全てわたしの身勝手だったと思います。
何度も離れたり戻ったりしていた二人だったので、会ってしまうとまた彼に甘えてしまう。
そうなるのが目に見えていたので、私は彼と会うことを避けてしまい、7年間の恋愛に終止符を打つために、別れを告げた時はメールでした。今思うと完全に逃げていましたね…。その後別れてからしばらく経ち、私に残った感情は「未練」でした。
常に彼がいる事が当たり前だったし、恋人を超えて家族のような存在だったので、いつでも彼とは繋がっていられる、そんな勘違いを起こす程、自分の中に彼はずっと居続けました。
当時は自分が別れを告げた為、いつでも戻れると甘えてしまっていたのかもしれません。
3年ほど経ち、未練はより一層強くなり、彼と身勝手ながらも「寄りを戻したいな」と思うようになりました。
それからは彼にちょこちょこ連絡し、会ってもらおうと試みたのですが、それをしている時に初めて、"付き合っていた最後の頃の彼の気持ち"を身に染みて感じたんです。
きっと彼も、私が彼以外の時間を優先し続けていた時、こうして一生懸命悩みながら、遠慮しながらも会いたいと心の声をぶつけたいのにぶつけられずにいたんだなと。
【Q】もしかしてそんな大恋愛の末に書かれた曲は、YouTubeで100万再生を突破した名曲「この世界で想うたった一人のひと」でしょうか?
そうなんです。
2015年、私自身新たなスタートを切るタイミングがあり、アーティストとしてリスタート、再デビューをしました。
そのリスタート第一弾としてリリースしたフルアルバムが「GIRL」というアルバムです。
そのアルバムに収録されているリード曲が、これ。
「この世界で想うたった一人のひと」
私の当時の想いをリアルタイムで歌詞にした楽曲でした。
未練に限らず、誰かを想うということは、この世界に存在する70億人以上の人の中の「たった一人」を想うということです。
時に切なく、時に苦しく言葉にならない思いも沢山あります。
だけど、世界中の中でたった一人の人を愛すということは本当に素敵なことだとも思うし、誰かを想い、誰かに愛される、それって限りなく奇跡だと思うんです。
この楽曲は、アーティストとしても、一人の女性としても、再出発を切るために全身全霊思いを込めて作りました。
日本人アーティスト初となる世界遺産アンコールワットで撮影をさせていただいたので是非MVも見て頂けると嬉しいです。
今当時の恋愛を振り返ると、とても若かったなと思います。若いながらに死ぬ程大恋愛したなと。
でもそれも今ではいい思い出で、当時と今では恋愛感もまた変わりましたね。
【Q】現在の恋愛観はどのように変化しましたか?
もうすぐ30歳になるということもあり、結婚というのも視野に入れて恋愛をするようになりました。
若い頃は不安定な恋愛ほど燃えるというか、いわゆる追っかけ体質だったのですが、今では全く真逆です。
自分らしくいれる相手と穏やかに一緒にいれるのが理想だなぁと思っています。(笑)
いつか家庭を持った時に、安心して寄り添えるような、そんな相手がいいです。お互いむやみな干渉が無くとも、愛し、愛されてると実感できるような。(笑)
昔の私は"やんちゃな人"がタイプだったのですが、今では落ち着いた大人の男性を魅力的に感じるようになりました。
そしてお互い自然体でいたい。
喧嘩しても、「それは違う」と最初から否定するのではなく「うんうん、君のいうことも理解できるよ?でも、それはこうじゃないかな?」と受け入れながらも、間違いを指摘してくれるような優しい人が良いし、何より価値観が合う人が一番の理想になりました。
そんな事が面白いの?っていうくらいのくだらないことで一緒に爆笑出来るような、砕けた関係でありつつ、一緒に成長していけるような人が理想です。
BLANCA編集部:
10、20代は、沢山の経験をし沢山の人と関わる機会が多いからこそ、自分自身の心境の変化が多い時期。それでも7年間同じ時を過ごした大恋愛を経験した宮脇詩音さんの心は、時を経てとても優しく強い女性へ変化しているのを感じることが出来ました。
「もう少し私が大人だったら、今でも変わらず傍にいたの?」
なんてね、今だに言えないけど
歌詞/「この世界で想う たった一人のひと」
是非、聞いてみてください・・・♡
是非彼女のツイッターやインスタグラムもチェックしてみてくださいね♡
次回は10/23 20時〜配信予定です!
お楽しみに!BLANCA編集部でした〜!!