まさかの妊娠発覚は美容師アシスタント6ヶ月目②〜妊婦編〜

2019年7月5日 更新 FAMILY
まさかの妊娠発覚は美容師アシスタント6ヶ月目②〜妊婦編〜
私は美容師一年目に、やっと夢が叶い始めた時に妊娠をしました。普通なら喜ばしいその事が、素直に受け止められませんでした。
美容師をこのまま続けたい気持ちと産みたい気持ちで悩んだ結果、産んでからまた美容師になろうと決意しました。
決めたからには後悔なんてしないし、子供にも悲しい想いはさせない!と意気込んで。

でも、いろんな出来事でクヨクヨする日もたくさんありました。
今回は、その決意から妊婦期間の想いを綴っていこうと思います。

『丸一年までは働いてなよ!』嬉しかった店長の言葉。

Window View Sitting Indoors - Free photo on Pixabay (2481)

妊娠発覚をして、当然のことながらお店全体にその事実がバレることに。
店長に1番に報告をして、今後のことを話しました。また美容師をやりたいと思っていることも話しました。

店長は『身体が辛い日もあると思うけど、ここで中途半端にやめるよりは丸一年お店に居たらいいよ。一年働いたっていうのが後々自分のキャリアになるから。』と。


私がお店をやめる頃は妊娠6ヶ月。美容師一年目の私はシャンプーや洗濯掃除、お腹に負担のかかる作業が主な仕事です。
その仕事がしづらくなったとしたら本当にお店にとって使い物になりません。それでも私の今後の人生を考えて、一年ちょうどまで働かせていただけるのには本当に感謝しかありませんでした。

退職。美容師から専業主婦へ。

やっぱり身体が辛い日が多くなり、最後の方は1日ごとに出勤する日々でした。

朝起きるときが一番辛く、つわりはそこまで酷くはなかったけど俗に言う食べづわり。
当時エクステが流行っていたので仕事中ずっと立ってエクステを付けていて貧血できもち悪くなったりと、そんなこんなでなんとか一年働き通しました。

そして退職をし、完全に主婦になりました。



最初はただのお休みの日となんら変わりはなくて、ゴロゴロしたり自分のペースで過ごしていました。
でも、少しずつさみしい気持ちがわいてきて、社会から取り残されたようななんとも言えない気持ちで過ごすようになりました。
オシャレする必要性も感じなくなってお腹が楽な格好ですっぴんで過ごす日が多くなりました。

主人の実家に引越しをしたので、近くにすぐ遊べる友達もいないし。誰とも喋らないで1人でいる日もざらにありました。毎日毎日お客様やスタッフ達と楽しくおしゃべりしていた時とのギャップに心がついていけなくなってしまったのです。

変わらない旦那。変わり果てた私。

Camera Old Antique - Free photo on Pixabay (2482)

産婦人科に通い、診察するたびに大きくなる我が子の様子を見ることが唯一の楽しみでした。

エコー写真を小さいアルバムに貼って28w4dとか今の気持ちとかを記録をしていくのも時間が腐るほどあるので出来ました。
一人暮らしはしていたものの、料理や家事をほとんどちゃんとしたことがなかった私も時間が腐るほどあるので出来ました。

自分が働いていない分お金に細かくなりました。色々な面で私は大きく変わったと思います。


しかし自分の自由になるお金を制限されることが初めてだった旦那と、徐々にお金の喧嘩をするようになりました。

唯一休みの火曜日、旦那がお店のスタッフとみんなで出かけていくことも妊娠前と何も変わらないのに、私だけが変わり果てて旦那の行動1つ1つに苛立つようになりました。

女は当たり前のように母になっていけても、男はそんなに簡単には変わらないと言うのを私は理解しきれていなかったのです。


今振り返れば落ち着いて考えられることも、当時の若い私には無理でした。
色んな本やネットの情報を読み漁っていけばいくほど、理想の夫婦と現実のギャップに絶望していたんです。

寝る前にいつも全部嫌になる。もどりたい。。。

Mattress Bed Pillow - Free photo on Pixabay (2483)

長い長い退屈な1日が終わる。
「今日何をしたっけ?」って思い出しても、大して特別楽しいことなんてありませんでした。

たまには友達と遊んだりもありましたが、大体はゴロゴロしてるか家事をするかお義母さんと話すか。
そんな時間を過ごしている私に対し、職場の同期はどんどんスキルアップしていく。
周りの友達だって彼氏がどうだとかキラキラした話題ばかり。

「あーあの時こうなってなかったらなぁ。私は一体今、どうなってたかなぁ。」

決まってこの言葉をくりかえし考えては、旦那に背中を向けて一人で泣きました。感情がマイナスのスパイラルにはまっていました。あの時もしこうだったら。あの時にこうしてれば。タラレバばっかり考えては泣いていました。

妊婦って幸せそうに見えますか?

妊娠したくてもできなくて悩んでいる方もいる中、こんな見出しをつけて嫌な思いをされる方がいらしたら申し訳ありません。


私は妊娠をするまでは妊婦さんというのは、幸せの絶頂でしかないと思っていました。
もちろんそういう方も多くいらっしゃると思いますが、そうじゃない方も同じくらいたくさんいるのではないかと私は思うのです。

ホルモンのバランスのせいで、感情がコントロールできなくなってマタニティーブルーなママ。
やりたいことがあったけどあきらめざるをえなくなって、気持ちを切り替えられないでいるママ。
社会のど真ん中でバリバリ働いていたのに急にポツンと置いていかれたような気がして寂しくなっているママ。
側から見て幸せそうに映っていたとしても当の本人にしかわからない、暗い部分だってある。

その事に気づけたこと。


私は身をもって、暗い感情を乗り越えてきて、今こどもたちと共に笑顔でいられています。たくさん泣いた夜があったからこそ、仕事に復帰できたことや美容師になれた事に心から感謝しています。
大変なことはもちろんあるけど辞めたいと思ったことは一度もありません。

マイナスと思うような経験があったから、今をプラスに感じられているのです。

今の暗い感情が未来の自分を輝かせる。

Girl Balloons Child - Free photo on Pixabay (2487)

そして妊娠期間の暗い暗い感情を経て、一番の収穫といえることがあります。
それは、辛い気持ちになっているママに心から寄り添える自分になれたこと。

これは、経験していなければ絶対にできないこと。辛い時に寄り添ってもらえることでどれだけ救われるかも私はわかるので、共感ができる自分になれて本当に良かったと今は思っています。

これは女性美容師として働く上でも生きています。
男性美容師には絶対に真似できない、今や私だけの武器となっています。

あれだけ毎日泣いていた日々が、今の自分を生かしている!
負の感情も全て、未来の自分のためにあるんだと思ったら、これから起こるどんなこともプラスに捉えて頑張れる気がします。

だから今悲しくて泣いているママがもしこれを読んでくれているとしたら、どうか頑張って乗り越えてほしい!
悲しんだ分だけ人に寄り添える優しい人になれます。
マイナスが大きければ大きいほど、この先に来る日常が大きなプラスに感じられます!

この私の悲しい経験が誰かの励みになってくれていたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。