18歳で妊娠発覚(2) 彼からは無理だよの一言

2019年7月10日 更新 FAMILY
18歳で妊娠発覚(2) 彼からは無理だよの一言
Hola!ニーニャです。


前回に続き、後半です。
前半の記事はこちら▼

「出産」か「中絶」

彼が出張から帰ってきた日、彼は友人と家の前で集まり話していたところでした。

この数時間後には、また次の出張に行く。そう聞いていた私は「今しかない」と思い彼を呼び出しました。

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友人と話している最中に呼び出された彼は、私にイライラしています。私はとにかく泣きそうなのを堪えて、検査薬を差し出しました「これ…。」

すると彼は言いました。「は?いつ検査薬やったの?」

私:「3日前」

彼:「…。無理だよ。」


そう言って出て行き、顔を見ることなく出張へ行ってしまいました。
この1日、いやそれからもずっと、涙が溢れる日々が続きました。


今思うと、この時に別れていれば良かったかもしれない。そう思ったのは結婚してからも、離婚してからも、何度もありました。
既にお腹には命が宿っている。自分の都合でどうにか出来ることじゃない。彼に話した私は、ほんの少しだけ強くなりました。

でも、彼には「無理だよ」と言われメールも無視されている状態。一人家に取り残されてどうしたらいいかわからない中、一人の友達に話すことにしました。

近くのカフェで、友達に妊娠のことを伝えました。彼女は一言目にこう言ったのです。
「どうする?おろすなら、お金貸そうか?」


私は、現実を突きつけられた気がしました。今まで目を向けてこなかった、産むか産まないかの選択肢。彼女の一言を聞いて産まない選択肢が自分の中に"ない"ことを、強く実感したのです。

この子は、絶対に私が幸せにする。

この時の私は、自分への劣等感を強く感じて生きていました。

自分がつらく悲しい思いをしたことは、この子にはさせたくない。私が精一杯愛して、育てるんだ。私みたいな劣等感は、絶対に味わわせたくない。徐々に母性が湧いてきたのです。


彼には何も言わず、近所の産婦人科へ行きました。産婦人科自体、初めて。待合にはたくさんの妊婦さんや、お母さん。どう見ても子供な私は、場違いでした。
「妊娠をしているかもしれない」と告げると、診察室に呼び出され、検査をし陽性反応が出ました。

先生の第一声は「どうする?おろす?おろすなら、お父さんも一緒に来ないと無理なんだけど。わかる?」

と、冷たい言葉でした。
こんな18歳の子供が、結婚を考えてる人との子供を産もうとしてるとは思わなかったのでしょう。とてもとても悔しく、悲しく、「どうしてそんな言い方されなきゃいけないの…」とひどく腹が立ち、悲しくなりました。

でも私はその場ですぐに「産みたいんです」ってはっきり言えなかったんです。
今まで自分の気持ちを素直に言ったことがなかったので、どう言えばいいかわからなかったんです…。
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帰宅し、産む場合の手順を書かれた紙と、中絶する場合の手順が書かれた紙を見つめていました。
「産みたいのに、どうして中絶の紙を見なくちゃいけないの?」そう思って、ぐちゃぐちゃにして丸めて、投げました。

その時、自分の中でスッキリし次の行動にうつすことができました。

母としての決意

彼には、「私は産みたい。あなたにおろせって言われても、産む。別れても、産む。」そう伝えました。

彼からのメールは何度も「考え直して欲しい」「今の状況じゃ答えは出せない」など、曖昧なことばかり。しかし私の熱意を伝え続けた結果、次第に理解してくれるようになり、出産前に入籍し産む方向で進んでいきました。

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最初に行った産婦人科は、男性医師で冷たい言葉を言われたので、もう絶対に行きたくない。ネットで口コミを見たら、やはり冷たい先生との指摘もありました。

なので、自分のためにも子供のためにも良い病院に行きたいと思い、近所の病院を片っぱしから調べ女医さんもいる安心な大きい病院にすることにしました。病院で貰った「妊娠証明書」を持って役所へ行き、無事に「母子手帳」を受け取りました。

受け取った瞬間、涙が溢れそうになったのを今でも覚えています。書きながら思い出して、目の奥が熱くなります。(笑)



それから、つわりを乗り越え妊娠生活に突入しますが、妊娠発覚後に大事件が発生しました。
これはまた別で綴っていこうと思います。




妊娠したことは、本当に戸惑いどうすればいいかわからない日々でしたが、今その長男と、さらに子供も2人増え、三兄弟と暮らす今私は本当に幸せです。

あの時、中絶の選択肢を選ばなくて良かった。守り続けて、本当に良かった。大変だったけど、嫌なことなんて一つもありません。子供は幸せの源で、私の宝です。この経験が、誰かの勇気になりますように。