まさかの妊娠発覚は美容師アシスタント6ヶ月目①〜葛藤から決意〜

2019年7月5日 更新 FAMILY
まさかの妊娠発覚は美容師アシスタント6ヶ月目①〜葛藤から決意〜
本物の頭が真っ白になる体験をしたのは多分、その時が最初で最後。

私は美容師アシスタントの一年目。忘れもしない大晦日。川越の大きな病院の産婦人科のベッドの上でいきなり赤ちゃんの心音を聞かされました。
妊娠してるだなんて1ミリも思っていなかった私。何が起こっているのか理解できませんでした。

当時21歳なりたて、やっと美容師の仕事ができた喜びの中にいた私が、妊娠したとわかった時。
どんなことを考えてどんな決断に至ったかをお話しします。

長年の夢だった美容師。やっと踏み出した第一歩。

Towels Atrezo Bathroom - Free photo on Pixabay (1506)

私の夢は美容師。
中学の頃からずっと変わりませんでした。
いつも担当してくれていたかわいい美容師さんに会いに行くといつも元気になれて、スタッフの皆さんもみんなが仲良くしてくれて、髪を切ると気持ちまで軽くなって笑顔になれる。
美容師は人を笑顔にできる最高の仕事だとずっとずっと憧れていました。
高校の部活を引退してすぐから近所の美容室でアルバイトをして技術を学びました。
専門学校も卒業し、美容師免許も取得。美容師の夢まで順調な人生を送ってきました。
その後、埼玉の大宮に4店舗を構えるサロンに就職。大体の技術は経験していたのもあり、同期の中ではカリキュラムも早くこなして絶好調!たまに辛いこともあるけど、そんなのへっちゃらでまさに無敵状態。
『美容師最高ー!!』って、そんな毎日でした。

社内恋愛禁止の中、内緒で付き合う事に。

就職したサロンは社内恋愛禁止。バレたら他店舗に飛ばされて、減給となります。
入社して4ヶ月たったころ、私は先輩と付き合う事になりました。
同期にも親にさえも話さず、バレなければ問題ないだろうって単純に考えていました。
ひたすらコソコソと付き合いながら、楽しい美容師の仕事を続けていました。
結婚したいよねーなんて口ではいう割に、全くもって結婚願望のない私はまだまだ先のことだと思っていました。
結婚なんてまぁ、30歳までにできればいいか!そんな風に考えていました。

浮気疑われ、性病検査へ

Legs Converse Shoes Casual - Free photo on Pixabay (1551)

就職して初めての12月。美容室は一年のうちで一番の繁忙期です。
毎日ヘトヘトになって働いて、当時一人暮らしをしていた私は帰ったら死んだように寝てすぐ朝が来ての繰り返し。
忙しすぎて生理が遅れているのも気づかないほどでした。

そんなある日、かゆみが…。気になってネットで調べてみるとカンジダ膣炎の疑い。
その時、彼にそれを相談したら性病じゃないの?浮気した??と疑われました。
今思えば、当時の私がチャラチャラして見えたのかもしれませんが否定しても否定しても疑われ続けるので証明したいとおもっても近くの産婦人科は休診。
仕方なく、休日も受診できる大きな病院まで2人で向かう事になりました。

いざ検査!と思ったら心臓の音?

病院につくなり内診。
あぁやっと変な性病なんかじゃないって証明できる。早く終わりにして帰りたい。眠いし。こんな事を考えながら座っていたら、


ドクンドクンドクン…



心臓の音が聞こえてきました。
誰の音だろう?私の心臓の音が拾われてるのか?私は最初その音の意味がわからなくて半笑いで看護婦さんの方を見ていました。

妊娠してますね。7週目です。と先生が言ってそこから頭が真っ白になりました。

え?妊娠してます?え?仕事は?私もうママなの?
嘘だ。仕事したい。年明けからまた昨日までと同じように仕事したいしこれからだって美容師やりたい。
やっとここまでこれたのに!!


…無かったことにしたい!!


私はなんて母親なんだ。一瞬だけそんなことが頭をよぎってしまった。

自分が酷すぎてこんな事を文章に残すのもどうかと迷いましたが、それくらい美容師に向かって全力疾走していたのです。
そんなに器用に急には止まれなくて、走りつづけたくてたまらなかったのです。

妊娠してますと告げられた後、先生から色々と話をされたような気がするのですが何も頭に入ってきませんでした。
どうしよう。どうしよう。と何度も言いながら診察室を出て、彼が待つ車に戻りました。

すでに芽生える母性本能。

Baby Mother Infant - Free photo on Pixabay (1566)

駐車場まで戻る間に私の中での考えがみるみるうちに変わっていくのがわかりました。

女性ってやっぱりすごいですね。母性本能がすぐにわいてくる。
もしも私が、今産まない事を決断したら絶対にずっと我が子に謝りながら一生暮らしていくことになる。

産んであげられなくてごめんねって。自分の夢を順調に進めるためだけに産まないっていう選択を私にはもうできませんでした。
私は、同じ後悔をするのであれば産まないで後悔するより産んで後悔したほうがいいと、その時は思いました。

この考え方も後になってガラッと変わることになります。(続編を書きますね!)


そしてネックだった美容師の夢も、一旦子育てをして落ち着いたらまた始めたらいい。まだ若いからいつだってやり直せるはず。本気になれば私ならなんでもできる!と、なんの根拠もない自信さえ湧き上がってきていました。

説得。そして決断。

5分ほどで考えの固まった私に対し、彼は違いました。
今考えてみればまだ若かった彼にしてみても急な話で、給料もまだ少なく、少し前まで浮気を疑ってたような相手と結婚して一児の父になる事を思えば、かなりの葛藤があったのだと思います。

だけど私は今の気持ちを伝えて説得して、産もうという決断に至りました。
Pregnancy Couple Women - Free photo on Pixabay (1569)

人生っていつどこで何が起こるかわかりません。順風満帆に生きてきたけど急にストップがかかることもある。その時に大きな決断をしなければならないのですが、決めるのは自分です。

授かり婚をするカップルもたくさんいると思います。状況は人それぞれだと思いますが、私のように頭が真っ白になるような状況の方もいるのではないでしょうか。今まさにそんな状態でこの文章を読んでいる方もいるかもしれませんね。

もちろん、産むのが絶対に正解!ではない状況もあるかもしれません。
私は自分が産むと決めたから、「絶対に産んで後悔しないように生きよう」と決意しました。後悔しようとすれば後悔するような出来事もたくさんありました。でもそこに囚われていたら後悔に支配されてしまう。

妊娠した事で、私は強くなった気がします。
産まれてきちゃダメだったのかなんて我が子に思わせたら絶対にいけないという思いが、私を母として強くしたんだと思います。

自分で決断して、絶対に幸せになる!
自分の人生についてこんなにも強い気持ちで深く考えたのは妊娠がわかったこの時が初めてだったかもしれません。

妊婦編へつづく

Old Retro Antique - Free photo on Pixabay (1571)

妊娠がわかり意思が固まったように思えた私。
だけどその後もたくさんの出来事により後悔がとまらなくなることもありました。

続きは妊婦編で書かせていただきます!
ここまで読んでくださりありがとうございました。