90%早くなる2人目出産。残りの10%だった私の36時間出産記録〜前編〜

2019年8月15日 更新 FAMILY
90%早くなる2人目出産。残りの10%だった私の36時間出産記録〜前編〜
友達10人に聞いたらその全員から『スポーンと産みそうだよね!』と言われるタイプ。自分でも、長男がスピード出産だったこともあり第二子はもっと早いだろうと当たり前に思っていた私。

だって、第二子の出産って90%の人が一人目より早くなるって助産師さんが言ってたし?体力はあるし、わりと健康なほう!
「2人目だしきっと一瞬で産まれるな」「陣痛痛いの嫌だな〜」なんて正直その程度に思っていました。そんな私が体験した36時間続く陣痛からの娘に会えるまでのお話です。

「きっと早く産まれる」という過信

長男の出産は子宮口3cmで病院に到着してから4時間程、分娩台に乗って20分で産まれるというスピード出産でした。祝日の出産で仕事もなく、陣痛の開始から産まれるまで常に側にいてくれた夫。終始順調に進んでいった陣痛。運よく、はじめての出産にも関わらずほとんど不安もなく産むことが出来ました。


そして3年半の時を経て2人目の妊娠・出産を控え、1人目があんなにスムーズだったから今回はもっと早いだろう!と過信していました。
この根拠の無い自信こそが、後に期待を裏切り私の心を苦しめることになるのです。


長い陣痛を耐える中、心細くなり「出産ってどんな感じ?みんなどうやって産んだの?陣痛ってどうやって進んでいくの?」と一人目を経験していても知りたくなり、痛みの合間に検索して読むことで私を救ってくれたのが様々な人の出産記録でした。


今回は私のケースも誰かの勇気となれるよう願いをこめて、陣痛中に記録しておいたメモを元に時系列を追ったリアルな出産記録をお伝えします。

陣痛に気がついた早朝4時の目覚め

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7月3日 明け方4時
ふと目が覚める。外はまだ薄暗く、隣ではぐっすり寝ている息子と夫。妊娠後期で一晩に何度か目が覚めていたので「またか〜」なんて思いながら、眠さもあまりなくスマホで時間を確認。
あと2時間くらいで3歳の息子が起きるだろうし、寝た方がいいのは分かっているけれど、ついついスマホでSNSを開いてみたり。


4時20分
このとき始めての違和感を感じます。
これまでにも軽い前駆陣痛はあったけれど、いつもより痛みが強い気が。しかもなんとなく規則的……?

「これって陣痛きたかも?」


正直早く産みたい!と思っていた私にとっては待望の陣痛。
「予定日までは10日あるけど、息子の時も2週間早く産んでるし……今本陣痛が来てくれれば家族と一緒に病院まで行ける!」と、期待がふくらみました。


陣痛カウントアプリで間隔を測ってみると、なんと3分!
一般的に経産婦は出産の進みが早いため、間隔が12〜15分になったら一度病院に連絡をと言われています。それが3分ともなると、もし一気に進んだら?!と少し焦りはじめました。


とはいえ痛みは大したことがないので、とりあえずシャワーを浴びることに。
一人目の経験から陣痛が本格的に進んでいる時には【陣痛の最中は喋れないくらいの痛みになる】ということが分かっていたので、これはまだ産まれないだろうとなんとなく感じていました。


5時30分
シャワー後、また間隔を測るとやはり3~5分程。
普段なら軽い物音では起きることが無い夫が、何かいつもと違う様子が伝わったのか目覚めたので状況を説明しました。

この時には、もう頭の中は「きっと今日産まれる」という気持ちでいっぱいに。この日の友人との約束をキャンセルし、入院準備の最後のグッズを詰めました。


6時
起床してきた息子にまず朝ご飯を食べさせ、幼稚園は休ませることにしました。
陣痛を感じはじめてから2時間。痛みはあまり強くなっていなかったですが、間隔はずっと4~5分程。ここでようやく病院に電話をします。

一人目の出産が早かったこと・確実に規則的な陣痛は来ているということ・家から病院まで少し時間がかかる&車の道が混む時間帯ために不安だということを伝えると、ひとまず病院に向かうことに。

7時20分
出かける準備をして、出産時には協力をお願いしていた実母に電話で病院に来て欲しいことを伝えました。
私の選んだ産院では小学生以下の子どもが病室に入れません。我が家では夫の立ち会い出産を希望していましたが、陣痛中や分娩室に子どもが入れないということは、長男を見守る誰かが必要でした。

7時40分
自宅から車で出発。
病院までは車で30分・混雑時には1時間近くかかるのが不安でしたが、まだ痛みは耐えられるレベル。陣痛がないときには車の中で鼻歌歌えるくらいには余裕の状態です。

車中で頭によぎったのが、逆にこのまま陣痛が遠のいてしまったら……ということ。痛みが強くならないままだったので、病院まで行ったのに入院にならず息子連れで一度家に帰って下さいと言われてしまうのは避けたいことでした。

入院が決定!長い戦いのはじまり

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8時15分
渋滞もなく、無事に病院に到着。
息子と夫は産院のエレベーターホールで待機し、私は診察に行くことに。

内診を行うと子宮口3cmで入院が決定しました。
子宮口は柔らかいので痛みが強くなったらすぐ生まれそう、と話す助産師さん。そのまま20分ほどNST(ノンストレステスト)に入り、データでも規則的な陣痛が確認出来ました。
陣痛がもっと強くなるまでは息子の側にいても大丈夫ということで、私は2人が待つエレベーターホールに向かいました。


9時50分
陣痛開始から既に6時間。しばらく夫・息子と話しながら歩き回り、スクワットをしていました。しかしとうとう3歳の息子には限界!一度院外へお散歩に行ってもらうことに。

私は病室に戻りその間もスクワットを続けていましたが、間隔は当初と変わらない5分程。痛みもあまり強くなっていない気がします。この辺りで、前の出産とは全然違うということを実感しはじめます。

11時20分
実母が病院に到着したものの、何ら変化がない痛み。まだ時間がかかりそうと判断し、息子は母とお昼&遊びに、一旦夫には仕事に行ってもらうことになりました。

いっきに進んだらすぐかもしれないし、日付を超えるまでには産んでいたいな……と私は先が読めないながらに思っていました。

陣痛開始から18時間。なのに痛みの変化なし?

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15時
一人になってから4時間。ずっとスクワットをしたりウロウロと歩き続けていました。それなのに、何にも変化がないことは自分が一番よく分かっていました。内診でも朝と変わってない、むしろ朝よりお腹が冷たいかも……という結果に。

少しでも出産に近づいていてほしかったのに、全く変わってないなんて!ここまでの私のスクワットの意味って……?
何時間もずっと動き続けていることと、適度な痛みは継続しているため私は精神的にも身体もだんだん疲れてきていました。


結局家が遠いためひとまず入院し、もし明日になっても産まれなかったら一度退院しようという話に。

疲れているのは事実でしたが、私はここからまた一人「今日中に産まれますように!」と願いをこめて病室でスクワットや腿上げをしてみたりと、とにかく陣痛が進みそうな動きをし続けました。

20時30分
息子は実母と一緒に先に帰宅してもらい、夫は面会時間にすべりこみ5分間だけ話してから息子が待つ家に帰っていきました。そして私はシャワーを済ませ、病室で夕食も完食。
しかしまだ痛みが来ているときでも平気で動ける程度。ずっとずっと微弱な痛みだけが続いているのです。

病院の消灯時間も近づき、助産師さんに連れられモニターで確認するとなんと陣痛は8分間隔に後退していると!
正直いってショックでした。どうして?あんなに動いていたのに……これって本当に本陣痛なの?と考えないようにしていた疑いの気持ちが湧いてきます。


陣痛開始から18時間。ここから、長い夜がはじまります。