子宮口を手で開けた!陣痛29時間の出産レポ

2019年7月19日 更新 FAMILY
子宮口を手で開けた!陣痛29時間の出産レポ

EMI Tigerです。

身体はずっと動かしてきたタイプだし、痛みにも強いし、自分は安産だって思い込んでた私の、想定外な出産体験談をお話しします。

予定日はひなまつり!

私の出産予定日は、3月3日ひなまつり。
性別は女の子。

初産は遅れるのとおり、予定日は検診に行き、帰りに展示会に寄る余裕があるぐらい、予兆無し。
なんの用意もしていなかったひなまつりを、主人と2人でちらし寿司を作って食べて終了。


そして翌日3月4日の深夜、呑気に「あと何回2人で入れるかなー?」なんて話しながらお風呂に入っていると、まさかの破水!
破水だとわかったのは、外には聞こえない体内音。
私にだけ聞こえた、パンッていう何にかが破裂したような音でした。


「あ、これ絶対破水した。」


破水したらお風呂は菌が入るから禁止と教えられていたので、あわててお風呂を出ました。(笑)

心細かった、深夜の入院。

Stethoscope Hospital Doctor - Free photo on Pixabay (2891)

タクシーで病院に向かい、深夜0時に入院。

破水から始まり、陣痛はまだ始まっていなかったので、主人は一旦帰ることになり、不安な夜が始まりました。


じんわりと微弱陣痛が少しづつ来ても、なんせ私痛みに強くて(笑)本陣痛になるまで、自分でなんなく痛み逃しをしていました。
SNSやブログを投稿する余裕をかましていたぐらい。

今思い返せば、「この時に寝ておけば…」という本気の後悔がこの後にまっていました。


朝方4時に、さすがに自分では逃すことができなくなり、助産師さんと先生も本陣痛がきたと言ってくれて、主人カムバック!!
主人もこの後、この4時間を寝なかった事を後悔するのです…

子宮口が開かない!?まさかの大激闘。

Time Timer Clock - Free photo on Pixabay (2892)

本陣痛が始まり、主人や助産師さんのサポート、そして何よりもの相棒になったバランスボールのおかげで朝を迎えました。

人それぞれ痛み逃しアイテムはありますが、私はバランスボールが最強の相棒!
身体の動きを止めてしまう事が一番ダイレクトに痛みを感じてしまったので、陣痛がくるとぴょんぴょんバランスボールで跳ねる。
これがとにかく痛みを紛らわしてくれました。


子宮口も3cmまで順調に開き、「夕方には産まれるね!」なんてみんなが口を揃えて言ってくれて、「あとちょっと!頑張るぞー!」なんて意気込んでいたのに…

2時間おきの子宮口チェックをするたびに、表情が濁る助産師さんと先生。


まさかのまさか。
朝の9時に3cmまで開いていた子宮口は、8時間経過した夕方の17時の時点でも変化無し。

様々な難産がありますが、私は子宮口がめちゃくちゃ固い人だったんです。
良く言えば、切迫早産にほぼならないであろう人。らしいですが、これがもう大変!

ここから毎時肩に子宮口を柔らくする注射を打ち、痛みに耐えて頑張るが、一向に開かない。
気づけば日付は0時を回り、3月6日。

本陣痛がきてから、20時間経っていました。

ベテラン助産師だからできた技!激痛の出産ラストスパート!

Hospital Labor Delivery - Free photo on Pixabay (2893)

4日の昼から起きていたので、気づけば36時間起きっぱなし。

このあたりから、体力の限界が来たのか陣痛が治ると気絶して、また陣痛が来るとバランスボールで跳ねるという、なんとも面白い展開に。(笑)

ずっと立ち会っている主人も限界がきて、目の前で寝落ち。
痛みと気絶で戦う私は、暴言はいてキレる。

帝王切開や促進剤も提案されましたが、母子ともに問題がないのであれば、耐える!
一生に一度しかないかもしれない出産。
どうしても普通分娩をしたかった。


理由は、産まれてくる子供にリスクが最大限に無い選択をしたかったから。
あとは自分の女としての、意地でした。
(もちろん母子どちらかにリスクがあれば、この選択はしないで下さいね!!)

我が子はとても強く、破水からかなりの時間が経ってるにも関わらず、何一つ問題がなく、お母さんが頑張れるなら、自然分娩で行けると判断されました。


そして本陣痛から28時間が経ち、子宮口はなんとか5cmまで開きました。
この時私を担当してくれたのが、産院の中で一番のベテラン助産師さん。
彼女が望みを叶えてくれました。



あと一息!
ベテラン助産師さんから、驚愕の提案が出たのです。
「ここまできたら、子宮口を私は手で開けられる。本当に激痛だけど、耐えられる?耐えられるならやるわよ!」と。
もう気絶もしまくってるし、アドレナリン出すぎて陣痛の痛みさえ余裕になってきていたので、二つ返事でやります!と言いました。


が…
人生で初。
いや、もう二度とないでしょう。
痛みにのたうちまわるなんて。

あまりの激痛に、意識が飛びそうになりながら、必死に戦いました。
陣痛と出産の痛みは忘れたのに、あの激痛だけは脳裏に焼き付いているほど…

だけど、のたうちまわって戦ったかいもあり、とうとう分娩台に上がれるところまで子宮口が開き、上がってからはあっという間!

30分もかからず出産する事ができました。
もう長すぎたし、激痛の後だったのもあり、出産と会陰の縫合は何一つ痛みというものを感じる事なく終えました。(笑)

激闘の末に抱いた我が子。

Baby Child Birth - Free photo on Pixabay (2894)

点滴・筋肉注射・陣痛・手で子宮口を開く。
度重なる激痛の29時間を越えて逢うことができた我が子。

破水からは33時間経過していたのに、元気いっぱいだった頼もしい我が子。
あの瞬間は何があっても、疲れ切っていても、忘れることはありません。

全てがつらくも苦しくもなくなった。
涙が溢れて、口からでた言葉は、
「私にもできた。私にもできたよ。産めた。ありがとう。」


身勝手に自由に生きてきたから、まさか自分が母親になれる日が本当に来るなんて、正直思っていなかった。
こんなに何かに必死になって、感動するのは、人生でこれ以上はないんじゃないかなって。
女性に産まれて本当によかったと感じた瞬間でした。

私より難産な人もいるし、切迫早産などで出産前から大変な思いをする人もいる。
人それぞれ出産ヒストリーはたくさんあるけれど、どんなお母さんも、たくさんの波を越えて我が子を抱く。

命を産み出すって、とてつもない奇跡なんだなって、私は感じる事ができました。

どんなに痛くても辛くても、我が子を抱くあの瞬間を経験してしまうと、何人でも産みたくなってしまいます!!



そんな娘も4歳。
そろそろの2人目は?なんて言われるけど、今はまだ娘と2人の時間をたくさん過ごしていたいので、もう少したったら、また天使が舞い降りてきてくれたら嬉しいなと思っています。

私のそこそこ壮絶な出産体験談が、誰かの勇気になったら嬉しいな。
価値観は10人いたら10人違うけど、私は自由奔放に生きていた人生よりも、お母さんになれた今が、本当に幸せです。

お母さんになるって、思ってるよりも楽しいから、これからもたくさんの人に伝えていけたらいいな。