こんにちは!はじめまして。4歳男の子ママのeriです。
私は19歳の頃からアパレル販売員として長年働いている間に妊娠したリアルな体験を書きたいと思います!
妊娠発覚したのは、繁盛期の年末年始。
アパレル販売員を経験している人なら、誰しもがわかるはず!年末といえば、年始のお正月SALEの準備で大忙しの時期です!
そんな中、生理が遅れていたのですぐに検査薬を試して、病院へ行き正式に妊娠が発覚しました。(この時妊活をしていたので、生理が数日遅れた時点で検査薬を試しました。)
私は店長を務めていたのと、ハードなSALE前だったので安定期を待たずに上司へ報告・相談し、スタッフへ妊娠の報告をしました。その日がまさに12月31日です。
当時は正社員だったので、退職はせずに産休・育休をとることにしました。店舗スタッフが産休に入ることや、大きいお腹で店頭に立つことは当時働いているブランドでは私が初めてだったので、私自身も周りのスタッフも妊娠の嬉しさの反面、不安もありました。
まずは産休に入るタイミングを決める
上司からは、妊娠報告早すぎじゃない?(笑)と笑われながらも、スタッフへの報告が終えてから産休に入るタイミングを上司と話し合いました。
出産予定日が8月末だったことと、アパレル業界は夏のSALE時期が6月末〜7月にかけてあることも考慮して、6月末で産休に入ることが決定しました。
産休に入るタイミングと共に、シフトは早番と遅番で時間が不定期だった為、シフト調整もお願いして全部早番にしてもらい、身体に負担がないよう配慮してくれました。
だいぶ妊娠初期に報告したので、安定期までの期間も身体に負担をかけずに過ごすことができ、今後のスケジュールも立てやすいように早めに日程を決められたのも救いでした。
店長が産休に入る=後任を決めなければならない。
後任の店長を決めるのって、正直すごく悩むし難しくて簡単じゃないんです。
上司とかなり話し合い、悩みましたが他の店舗から新しく店長を呼ぶことはしたくなくて、サブ店長を務めていたスタッフに店長を任せられるよう、産休に入るまでに教育スケジュールを立てることにしました。
妊娠の報告を早めにしていたことで、ゆっくりスタッフ育成に専念できていたことも私にとっても、スタッフたちにとっても良かったかなと思います。サブ店長・スタッフも巻き込んで自分が産休に入ること、サブ店長に店長をやってほしいと思っていること。
今後どのような教育方針で店舗運営していくかなど、とにかくスタッフたちに自分の想いを伝えました。妊婦と働くのが初めてだったスタッフたちも、戸惑いながらも気を遣ってくれて優しくしてくれたり、たくさん迷惑かけながら...(笑)無事に安定期を迎えていました。
店頭で着る服がなくなる危機的状況に
私が働いていたブランドは、高いヒールにピタピタのタイトな服がメインの綺麗めなお洋服を扱うブランドだったので、妊婦には無縁の服たち。
だんだんお腹が大きくなっていくにつれ、「あれ?私着れる服ないしヒール履けないじゃん!(笑)」と唖然としていて…妊娠発覚した時は考えてもみなかったです。
もう店頭で接客は無理かな?と思っていて、今まで自分が着てる服の着こなしをオススメしていたのに...どうしよう...と。
でも、自分が着ていなくたって接客はできる!と思って相談することにしました。
ヒールに関しては、店頭に立っている時間だけだったらヒール履いても大丈夫かな?と安易な考えだった私は、上司に怒られてからやっと安定期になる前の初期の段階で履くのをやめて、ローヒールの靴で店頭に立っていました。私は無理をするタイプなので、こうやって心配して怒ってくれる上司の存在は大きかったです。
洋服に関しては、競合店の服は着ないことを条件にしてファストファッションのH&MやGU・UNIQLOなど、シンプルで無地のワンピースを着て接客していました。(ブランドイメージとかけ離れない程度のデザインのもの)
見た目の変化に気持ちがついていかない
アパレルスタッフというと、みんな細くてスタイル抜群。
周りのショップの人たちも同様で、今までスタイル維持の為に努力してきた世界にいた私は、太って変わっていく自分の身体と着たい服が着れないもどかしさと、いろんな葛藤と闘っていました。
私は特に、食べづわりだったので食べていないと落ち着かなくて気持ち悪くなる症状で、常に何か食べていたのでみるみる体重は増えて最終的には+16kgまで。。。みたこともない体重にショックでした。もちろん病院の先生にも太り過ぎだと怒られました。(笑)
立ち仕事なので、夕方には足が大根のように浮腫むのでロングワンピースで体型を隠す始末。
仕事中は気を張っているせいか、あまり体調が悪くなることはありませんでしたが、早番で上がったあとに動けなくなってなかなか帰れなかったり、営業中にたまに貧血を起こしたり...スタッフたちには迷惑をかけっぱなしでした。
立ち仕事ってこんなに身体に負担をかけていたんだって改めて気づかされて、妊婦にとっては辛い仕事でしたが毎日会うお客様との接客の時間は気が紛れて、仲の良いお客様に妊娠報告ができたり最終日まで何度も会いにきてくれたり。妊婦だと気づいてくれてお腹をさすってもらえたり。
子連れママさんや妊婦さんとママトークで話が弾んだり。スタッフはもちろん、お客様の優しさにも救われていました。
周りとの関わり方に悩むことも。
妊娠する前はもちろん、スタッフたちと夜ご飯を食べにいったり本社スタッフも含め飲み会が頻繁にあった環境だったので、お酒が飲めない。夜遅くまで参加できない。など周りとの関わりの変化にも悩むことも多かったです。
特に、お酒の場でのマタハラ?に悩みました。常に一緒にいる店舗スタッフたちは、私が妊娠しているのをもちろん知っているので配慮をしてくれていましたが、たまに会う本社スタッフの男性には隣で喫煙されて、「ごめん!妊娠してるの忘れてた!」など心無い言葉を言われたり。
悪気があったわけではないにしろ、この言葉を言われてからはみんなとご飯にいけなくて寂しかったけど、自分の身体と気持ちを第一優先に、産休に入るまでの期間は飲み会に参加するのは全部断ることにしました。
妊婦生活は、できる範囲で楽しもう
アパレル店員だからこその環境で、妊娠した時の身体の変化と気持ちの葛藤ってあります。
身体が変わるから、着る服や履く靴も変化していきます。
最初はその変化に気持ちがついていかなくて、苦しくなりますが…
自分の身体を守るのは自分です。ちゃんと認めてあげて、少しずつ受け入れて。
身体を冷やさない程度にできる範囲でファッションも楽しめばいいのです。
そして、行きたくない飲み会や場所も関わる人たちも、自分で選んでいいんです。
周りにちゃんと、つらい!助けて!って気持ちを伝えることも大切です。
妊娠は、妊娠したことがある人にしか分かりません。私も自分が妊娠するまでは分からなかったことばかりです。
たった10ヶ月の妊婦生活。せっかくなら楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。妊娠で悩んでいるママに届いたら嬉しいです!!!